前日譚:英検準1級合格
一次対策その1:単語を覚える
単語が分からなければ英検1級合格は難しいと思います。過去問を解いた際も、当初は6割くらいだった正答率が、単語を覚えた後は8割くらいに上がっていました。
まず使用したのは『英検1級でる順パス単』です。200~300語くらいずつに分けてサイクルを回していき、パッと意味が出てこなかった単語についてはAnkiに登録しました。
単語を覚えるには複数の単語帳を使用するのがよいと完全マップにありましたので、SVL4も使用しました。こちらもセクション分けしてサイクルを回し、パッと意味が出てこなかった単語についてはAnkiに登録しました。
過去問に出てきた知らない単語もAnkiに登録しました。こうして出来上がった単語帳を毎日少しずつ復習し、記憶に定着させるようにしました。週末にはWeblioにある英検の語彙力診断テストをやって、自分の現在のレベルを確認しました。
一次対策その2:過去問をやりこむ
いろいろ問題集が出ていますが、過去問をやりこむのが一番効率的なのではないかと思います。2017年度版と2019年度版の過去問2冊、計12回分の試験を3回チャレンジ法で解いていきました。英検のホームページにある過去3回分の問題もダウンロードして解きました。リスニングのPart1は過去に出題された問題が繰り返し出題される傾向にあるようなので、古い過去問を入手してチェックしておくのもいいのかもしれません。
一次対策その3:英作文の練習をする
過去問に掲載されている一次の問題と二次の問題を使用して、約2か月半、ほぼ毎日練習していました。序論、本論、結論など、どのようなパーツが必要なのかをネットで調べ、自分の型を決めて、それに合わせて書いていくようにしました。練習を始めた当初は書き上げるのに1時間くらいかかっていましたが、最終的に30分くらいで書けるようになりました。効率は悪いのですが、本番は手書きなので最初に手書きし、それをパソコンでWeblioの英語翻訳に打ち込んで直訳してもらいスペルや文章を確認・修正し、そこからGoogle翻訳で日本語に翻訳して内容の確認、さらにGrammarlyで文法をチェックするというやり方で練習していました。修正が終わった文章は3回音読しました。
一次対策その4:ネイティブの英語に触れる
リスニングPart4のインタビュー問題に対する苦手意識が強かったため、毎週Podcastでネイティブの英語に触れるようにしていました。興味がないものを聞き続けるのは苦痛なので、英検には全く関係ないのですが、Death in Ice Valley や LORE を聞いていました。また、1日1TIMEと称して、毎日通勤時にTIMEの記事を1つ読んだりもしていました。読みたいものを読んでいると知識が偏るような気がしたため、内容にかかわらずトップに表示されたものを読むことにしていました。
一次対策の結果
ライティングは自己採点できないため不安でしたが、2020年第2回試験一次に一発合格しました。
二次対策その1-1:スピーチの練習をする
質疑応答は練習のしようがないですし、発音やイントネーションなどはいまさら練習したところで間に合わないため、スピーチの練習に専念しました。過去問に載っているA問題・B問題を使って、本番と同じように1分間考え、とりあえず2分間話すというやり方で練習しました。スピーチの型は英作文のものとほぼ同じです。スマホの音声文字変換アプリを使って話した内容を記録し、文法や単語の誤りを修正したり、内容を追加したりして2分のスピーチ原稿に仕上げていましたが、発音が悪いためアプリでうまく認識されず、あとから見直しても自分が何を話したのか理解できないということが多々ありました。本番で何が出題されるかわかりませんから、仕上げた内容を暗記するようなことはしませんでした。
二次対策その1-2:新聞を読む
二次試験対策についてネットで検索していたところ、新聞を読むことが薦められていたため、試験に出そうな記事を中心にいつもよりも丁寧に読んで情報収集しました。そのほかにも、PodcastでABCやBBCのワールドニュースを聞くようにして、ネイティブの英語に触れるとともに世界の動向をつかむようにしていました。
二次対策その1の結果
二次対策その2-1:前回の反省を踏まえてスピーチの練習をする
Short Speechは5点だったものの、そのほかの項目は7点だったため、これまでやってきた方向性は間違っていないと判断し、引き続きスピーチの練習に専念しました。過去問の問題はほぼやりつくしてしまったため、ネットで見つけた予想問題も使用しました。今回はスピーチの内容をスマホのボイスレコーダーに録音し、何度か聞き返して文法的な誤りを直したり、うまく言えなかった部分を調べてメモする方法に変更し、スピーチ原稿に仕上げることはやめました。前回の練習時は話がまとまらないまま途切れ途切れに話して2分が経過するという状態だったのですが、今回は2分間で結論まで持ってくのに自分の話すスピードだと何文くらい必要なのか確認して目安を設け、その範囲内で話すようにしました。本番では、5題の中からいかに早く自分が答えられるものを見つけられるかというのも重要なので、練習で選択したもの以外の問題についても自分の意見や使えそうな英語の表現をメモにまとめ、苦手分野をできるだけ少なくするようにしました。このほかに、いろいろなところで薦められている『英検1級 面接大特訓』も読みましたが、回答の内容が高度で自分の現在の英語力ではついていけないと感じ、一通り読むだけにとどめました。
二次対策その2-2:新聞を読む
前回に引き続き、新聞とPodcastによる情報収集は続けました。
二次対策その2の結果
前回に比べれば手ごたえはありましたが自信はなく、恐る恐る2020年度第3回の試験結果をオンラインで確認したところ、合格していました。
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